ちりめん街道 重要伝統的建造物群保存地区【京都府・与謝野町加悦】

街道観光マップ

旧川嶋酒造酒蔵

旧川嶋酒造酒蔵 酒造という生業と生活空間を組み合わせた建築

旧川嶋酒造の酒蔵は、昭和9年頃に建築された、街道筋の中で一際目立つ大きな建物です。酒造りは戦後まで行われ、蔵の中には酒樽や精米の施設があり、奥の蔵にある井戸より水を汲んで酒を造っていました。現在は失われていますが、かつてはカマドがあり、下屋部分の2階からは生活をしながら火加減を伺って、酒造りの温度を見る事ができたといいます。銘柄は「大山正宗」といい、戦後の酒の統制で造り酒屋としての営業を終えました。

建物の外観は大きな建物の割に窓が小さくて少ない、酒蔵の特徴を良く残しており、この地区内で現存する唯一の酒蔵です。当家は角地に建つ大規模な土蔵として目を引くだけでなく、酒造という生業と生活空間を組み合わせた昭和初期の建築として注目されています。

酒造の名残を残す窓

酒造の名残を残す窓

屋根から突き出すように見える特徴的な窓。これは酒造を行っていた当時頻繁に開け閉めされ、この下にある「おくどさん」から出る蒸気を外に逃がしたり、温度調整が行われていました。杜氏は部屋から屋根に出て、屋根を伝ってこの窓の開閉を行っていたそうです。

地酒とちりめん小物

地酒とちりめん小物

店の間は地元の「おばちゃん屋」として、丹後ちりめんの生地を使った手作り小物やリサイクル着物、古布等が所狭しと並んでいます。当時街道沿いには全く商店が無く、何かやってみようと立ち上がった数名のおばちゃんたちの手によって運営されています。店先の戸が閉まっているようでも、入口を開けてみてください。

地酒「ちりめん街道」の販売

地酒「ちりめん街道」の販売

ちりめん街道のある丹後地方は、その面積や人口の割に酒蔵が多く残っている珍しい地域です。川嶋酒造は現在は酒造りは行っていませんが、地元の酒蔵と共同で造られているおいしい地酒を販売中。ちりめん街道の名前をいただいた地酒もありますので、お土産にどうぞ。

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