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織機調整講座

  1. ジャカード機の調整
  2. ピッカーの取り換え要領
  3. ステッキの交換要領
  4. 杼投げミスと両蹴りの調整要領
  5. ピッカー受けの調整(チェックモーション)
  6. 追い杼装置の調整
  7. 杼箱の高さ調整の要領
  1. 杼箱交換時期の調整
  2. 筬の合わせ方の手順
  3. 巻き取り、巻き取り停止の調整
  4. 送り出し装置の調整
  5. 安全器の調整
  6. 杼のガラつき
  7. 織傷、欠点

巻き取り、巻き取り停止の調整
巻き取り方法には直接巻き取りと間接巻き取りがある。直接巻き取りは巻き取り量が多くなると緯糸密度が変わるためにフィーラーローラーが必要になる。 主に小幅織物に使用される。
間接巻き取りは図のようにガイドローラーとプレスローラーが消極的に回転する。クロスローラーは服巻ローラーからチェーンによって回転し、織物を巻き取る。 この巻き取りは広幅織物に多く採用される。注意しなければいけないのはガイドローラー、服巻ロールにスリップ防止のために合成ゴム(ゴムストリップ)が巻いてあるが、 巻き取る布のスレによりイボ状の粒子がすり減り、布がスリップして織前が斜めになることがある。 この現象が起きる前にゴムストリップを張り替えないと何ものができるので気を付けること。

  1. 巻き取りは送り出し装置と関係が深く、クランクシャフト左側にあるカムの最も低い部分をクランク角180°に取り付ける。 結局、カムの低い部分から高い部分に上がるときに巻き取る。
  2. 巻き取り停止は同じクランク角180°の時、テーキングアップレバーにキャッチがかからないように引き上げ紐を調節する。 地ヌキの時はキャッチがレバーに設置していることが必要である。
  3. 巻き取りカムが最も低い位置にある時、テーキングアップレバーとキャッチの隙間を可能な限り少なくするが、この調節はレバー下部の加減ボルトで行う。
  4. 縫い取りの場合のエヌキの時、クランク角230°付近で、巻き取り、送り出しの爪がそれぞれ引き上がっておらねばならない。





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